デザインを学び始めると、「色・文字・レイアウト・理論」など多くの要素が一気に出てくる。
その結果、断片的な知識だけが増え、「結局、何が重要なのか分からない」と感じる人は多い。
本記事では、Web・グラフィック・UI など分野を問わず共通するデザイン全般の基礎知識を、体系的に整理する。
目次
デザインの土台にある考え方
デザインの目的は、単に見た目を整えることではない。
情報を正しく伝え、理解を助け、行動を促すことにある。
そのために重要なのが、「感覚」ではなく判断基準を持つことだ。
1. デザイン原則(基本ルール)
多くのデザインは、次の4つの原則で説明できる。
- 近接:関係のある要素を近くに配置する
- 整列:要素を共通の軸に揃える
- 反復:色・形・ルールを繰り返す
- コントラスト:違いを明確にする
迷ったときは、この原則に立ち返るだけで方向性が定まる。
2. レイアウトと構図
- グリッドによる整理
- 余白を使った視認性の向上
- 視線の流れを意識した配置
レイアウトは「どこから見て、どこで終わるか」を設計する作業であり、情報の理解度を大きく左右する。
3. タイポグラフィ(文字設計)
- フォントの種類と印象
- 行間・字間・サイズ調整
- 見出しと本文の階層化
文字は装飾ではなく、情報構造を可視化する手段である。
4. 色彩と配色
- 色相・明度・彩度
- 補色・類似色・モノトーン
- 色が与える心理的印象
配色は自由に見えて、実際は制限を設けた方が整いやすい。
5. 形・線・リズム
- 形が持つ印象(丸・四角・三角)
- 線の太さや間隔
- 繰り返しによるリズム感
意識しづらい要素だが、全体の印象に大きく影響する。
6. 実例分析の重要性
良いデザインを見たときは、「なぜそうなっているのか」を考える。
- 何が一番伝えたいのか
- 何を削っているのか
分析することで、基礎知識が実践的な判断力に変わる。
まとめ
デザインの基礎とは、個別のテクニックではなく考え方の集合体である。
原則・構造・分析の視点を持つことで、どの分野のデザインにも応用できる力が身につく。

