2025年11月20日にSHIPにて行われた「生成AI最前線&注目の活用事例20選」に参加してきました。
今回はGeminiを実際に触りながら、注目の活用事例について学びました。
講師:株式会社ラーニングライト代表取締役 中村俊也様 堀優里風様
セミナーで学んだ内容を以下に記載します。
ChatGPTにはでできなくて“Geminiにできること”
1.簡単なシステムのコードを生成して、実際にGemini内で動かしてくれる
今回は”ドップラー効果の物理シュミレーターを作ってください”というプロンプトを与えました。
実際にグラフや音が出る精度の高いシュミレーターが生成され、驚かされました!
2.動画分析ができる
Geminiは無料版は最大2GB、動画の長さは合計5分までであればアップロードして分析させることができます。
現在動画コンテンツが増えてきており、この機能は大いに活用できます。
3.ソースを与え、ハルシネーションを防ぐことができる
こちらはNotebookLMの項目で詳しくお話しします!
NotebookLMとは?
複数の形式のファイルをアップロードし、その中から情報をピックアップすることができるツールです。
テキストファイルから動画ファイルを読み込ませ、指示することでファイル内の確実な情報を引っ張ってこれます!
出展元も記載してくれるため、多くの資料を扱う場合に非常に便利です。
https://notebooklm.google/
高度なプロンプトでさらに有効活用
全ての生成AIに共通することですが、プロンプトの作り方で生成物の完成度が大きく変わります。
前回のChatGPT編でもプロンプトの重要性については学びましたが、今回も”キャッチコピーの生成”を例にそれを体感しました。
“〜講座のキャッチコピーを考えて”と指示する前に”集客できる講座のコツを教えて”と指示をしておくことで、
こちらが何を望んでいるのかを明確に認識させることができ、より解像度の高い回答を得ることができました。
参加者の方の中で「下ごしらえをするって考えるといいかも」と発言されていた方がいて、分かりやすいと納得させられました!
様々なAIを組み合わせる!
今回はDify(https://dify.ai/jp)について教えていただきました!
こちらはノーコードで高度なAI/ML機能を駆使したAIエージェントの開発ができるツールです。
複雑なモデル設定やプロンプト管理をまとめて扱えるのが特徴で、管理画面上で「プロンプト作成」「ワークフロー構築」「データ接続」などを直感的に操作できる仕組みになっています!
社内でAIを本格的に取り入れる!そのための3ステップ
①AIへの理解度を上げ、解像度を高める(インプットとアウトプットを重ねる)
②業務を分解する(言語化し明確化する)
③やり切る(投資を惜しまず、実践する)
まとめ
今回は、生成AIの初歩的な使い方だけでなく、複数のAIを組み合わせた応用的な活用方法や、実際の業務への落とし込みの入り口まで学ぶことができました。
単純作業の一部にAIを取り入れる段階はすでに過ぎており、今後は業務に合わせて複数のAIツールを構築・連携させていくことが、活用の幅を大きく広げると感じました。
「個々の作業をAIに手伝ってもらう立場」から、「必要な業務をAIに組み合わせて担わせる立場」への転換こそ、今後のAI活用力を左右するポイントだと思います。
あわせて、個人レベルの利用にとどまらず、社内での部署化や体制づくりを進めていく重要性も強く感じました。

